どろどろ(苦笑)I君は、優しいため、よくモテた。今思えば、ただ単なる”優柔不断”だっただけなんだけどね。 彼は、6年生の誕生日に 6人の女の子から誕生日プレゼントを貰った。 K君を好きだった私も何故だか6人に含まれる(笑) お返しは一律、みんな一緒。 ただ、私のだけが、みんなと色違い・・・。 Hちゃんの怒りはそれはもう”ヒドイ”ものだった。 別に、お母さんに買ってもらっていて 中身を知らない彼が配っただけの話だったとおもうんだけれど・・・。 真意のほどは定かではない。 彼からのお返しの品なんて、全く覚えていないんだけれど 私が彼に贈った品は、よく、覚えている。 なぜなら、それは・・・失敗作だったから。 当時、手芸を得意としていた私は、 彼に手作りの、結構大きめな人形(マスコット?)を贈った。 普段、私があまり使用しないような色のフェルトで作ったもの・・・。 ちゃくちゃくと出来上がっていって、「もう少し!」という所で 納豆の鉢に落としちゃった・・・。頭部を・・・。 普段、使わない色だったのと、 誕生日に間に合わせようと作ってしまった事が災いし (今思えば、間に合わなくても良かったんじゃん!なんだけど) 汚れた部分を隠すために、妙な形へと変化した頭部を そのままつけちゃったの・・・(T_T) で、結局、失敗作(自業自得?) 優しいI君はそれでも、「ありがとう」と喜んでくれた。 きっと、他の5人にも同じだったと思う。 「ありがとう」と笑顔で。そいういうところは変わらず、ずっと魅力的。 彼の”薔薇色(?)”の誕生日は 6人の女の子のどろどろした舞台裏があってのものだ。 K君を好きな私が、何故、I君にプレゼントを、しかも、手作りで したかと言えば、私が、ノリ易く、Hちゃんへの”当てつけ”みたいな事であったと 今ごろ思い出しては笑えて来る・・・。 別に、I君が誰を好きでも良かったんだけれどね。 (自分であれば尚良しくらいな・・・。くすくすっ) 性格悪いなぁ・・・・・・ぼそっ。 ジャンル別一覧
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